題名のない音楽会 「山田耕筰と奇想天外な恋愛とオーケストラの終焉」

題名のない音楽会

2015年6月28日放送　　テレビ朝日
本間智恵 佐渡裕 池辺晋一郎

山田耕筰の童謡メドレーを聴いてみると、その作曲の才能が存分に発揮されていることがわかります。
特に「赤とんぼ」や「この道」といった曲は、多くの人に愛され続けている名曲です。
さらに、山田耕筰の破天荒な恋愛遍歴についての紹介は興味深く、彼の豊かな表現力にはその背景にある恋愛経験が影響しているのかもしれません。

特に留学時代には日本人やドイツ人問わず多くの恋に落ち、その頃に作曲したという愛と感動のオペラ「堕ちたる天女」も魅力的です。
一方で、山田耕筰のオーケストラの解散についての紹介は少し寂しいものです。
彼が結婚してすぐに他の女性に恋をし、それがパトロンからの資金提供を止める原因となり、オーケストラが解散してしまったというのは残念です。

しかし、彼はめげずに日本交響楽協会の前身であるオーケストラを結成し、また1年半で分裂してしまうという苦い経験も乗り越えていることに感心します。
ドイツ留学で学んだオーケストラの魅力が山田耕筰に日本で初めてのオーケストラ曲を作曲させたという点も興味深いです。
彼の音楽には、多様な経験と探究心が詰まっていることがうかがえます。

山田耕筰という作曲家の人生や音楽について学ぶことは、彼の独特な魅力と情熱に触れる貴重な機会です。
彼の作品を聴くたびに、その人生の軌跡が作曲に反映されているのではないかと感じます。

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